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あの日の想い [日記]

先日、Facebookで
目が釘付けになった文章が載っていました。

その文章は
アメリカ合衆国の人気コメディアン
ジョージ・カーリンさんの
有名なメールだそうです。


長文ですが、こんな内容です。




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ビルは空高くなったが 
人の気は短くなり
高速道路は広くなったが 
視野は狭くなり

お金を使ってはいるが 
得る物は少なく
たくさん物を買っているが 
楽しみは少なくなっている

家は大きくなったが 
家庭は小さくなり
より便利になったが 
時間は前よりもない

たくさんの学位を持っても 
センスはなく
知識は増えたが 
決断することは少ない

専門家は大勢いるが 
問題は増えている
薬も増えたが 
健康状態は悪くなっている

飲み過ぎ吸い過ぎ浪費し 
笑うことは少なく
猛スピードで運転し 
すぐ怒り
夜更かしをしすぎて 
起きたときは疲れすぎている

読むことは稀で 
テレビは長く見るが 
祈ることはとても稀である

持ち物は増えているが 
自分の価値は下がっている

喋りすぎるが 
愛することは稀であるどころか
憎むことが多すぎる

生計のたてかたは学んだが 
人生を学んではいない
長生きするようになったが 
長らく今を生きていない

月まで行き来できるのに 
近所同士の争いは絶えない

世界は支配したが 
内世界はどうなのか

前より大きい規模のことはなしえたが 
より良いことはなしえていない

空気を浄化し  魂を汚し
原子核を分裂させられるが 
偏見は取り去ることができない

急ぐことは学んだが 
待つことは覚えず

計画は増えたが 
成し遂げられていない

たくさん書いているが 
学びはせず
情報を手に入れ 
多くのコンピューターを用意しているのに
コミュニケーションはどんどん減っている

ファーストフードで消化は遅く
体は大きいが  人格は小さく
利益に没頭し  人間関係は軽薄になっている

世界平和の時代と言われるのに
家族の争いはたえず

レジャーは増えても 
楽しみは少なく
たくさんの食べ物に恵まれても
栄養は少ない

夫婦でかせいでも 
離婚も増え
家は良くなったが 
家庭は壊れている

忘れないでほしい 
愛するものと過ごす時間を
それは永遠には続かないのだ

忘れないでほしい 
すぐそばにいる人を抱きしめることを
あなたが与えることができるこの唯一の宝物には 
1円たりともかからない

忘れないでほしい
あなたのパートナーや愛する者に
「愛している」と言うことを
心を込めて

あなたの心からのキスと抱擁は
傷をいやしてくれるだろう

忘れないでほしい
もう逢えないかもしれない人の手を握り 
その時間を慈しむことを

愛し 話し 
あなたの心の中にある
かけがえのない思いを
分かち合おう

人生はどれだけ
呼吸をし続けるかで
決まるのではない

どれだけ
心のふるえる瞬間があるかだ


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自分がキャンプを始めたきっかけは
2011年3月に起こった
東日本大震災でした。



当時は仕事に追われ、
深夜までの残業や休日出勤が日常化。

当然、家族と過ごす時間などまったくなく
心のどこかで毎日「悲鳴」を
上げている状況でした。




そんな中での大震災。
何の罪のない多くの人々が犠牲になり、
原発によって自分の故郷を離れ
仮設住宅で過ごさざるをえない状況を見て、
「このままではいけない」と思うと同時に、
電気や便利な物に頼りっぱなしにならない生活を
したいと考えました。


そこでまず手に入れたのが「ランタン」。
震災時の停電で、夜をローソクで
過ごさざるをえなかった反省からでした。


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今から思えば電池式だったのが
何とも言えませんが、
いざという時に役立つ実用的な
グッズが欲しかったのです。



そんな電池式ランタンから
始まった我が家のアウトドアライフ。


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次に、バーナーやポップアップ式テントなどを買い、
屋外でごはんを食べた時の新鮮さにはまり、


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夜、ランタンの下で、家族で語り合うことで「絆」を深め、


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知らない土地にキャンプに出かける「冒険心」にも
目覚めました。



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そしてテレビやパソコン、照明やエアコン、
さらにベッドや風呂がなくても
「生活ができる」という妙な自信もついていくことに。



そんな思いから、
アウトドアが我が家の生活に
どんどん欠かせないものに。


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そして、これは予想もしていなかったことですが、
キャンプを通じて知り合った方々と
仕事抜きで時間を共有できる喜びは
何ものにも代え互い我が家の財産になっています。



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キャンプを初めて5年。



2011年当時の、行き場のない感情というのは、
具現化すると、冒頭の「ジョージ・カーリン」さんの
メールのようなことだったんだと
今回改めて思った次第です。


この先、どんなキャンプ人生が
あるのかなんて分かりませんが、
ジョージ・カーリンさんの文章を忘れず、
そして今、我が家のアウトドアライフを
支えてくださっている方々に
「感謝」の気持ちを持ちながら
細々と続けていければと思いました。













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